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2025/03/04

【現役歯科医師が監修】親知らずを抜かなくていい人の特徴5選|抜歯するメリットも解説

  • 「親知らずを抜かなくていい人の特徴を知りたい!」
  • 「親知らずを抜かなくてもいいってどんくらいいるのかな?」
  • 「なんで親知らずを早く抜いた方がいいっていわれてるのかな?」

などとお考えではありませんか?

あなたが親知らずを抜く必要がないかを判断できないと無駄に痛い思いをする可能性があります。

本記事では、親知らずを抜かなくていい人の特徴と併せて、親知らずを抜かなくていい人の割合や親知らずを早く抜いた方がいい理由、親知らず抜歯後の注意事項を解説します。

最後まで読むと、あなたが親知らずを抜歯すべき人かわかります。

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親知らずを抜かなくていい人の割合

親知らずを抜かなくていい人の割合

親知らずを持つ人の中で、全員が必ずしも抜歯を必要とするわけではありません。

実際、歯科ハミール本院での親知らず抜歯に関する診察の中でも、約20〜30%の患者様は抜歯を避けることができるという診断を受けています。

これは、親知らずが健康的に生えていて、他の歯や口腔全体に悪影響を与えない場合に限ります。

関連記事:【半田市 歯科ハミール本院 赤崎絢院長監修】親知らずを抜かないとどうなるのか?

親知らずを抜かなくていい人の特徴6選

親知らずを抜かなくていい人の特徴6選

親知らずを抜かなくてもいい人には、以下の特徴が見られます。

  • 歯の生え方
  • 歯根の形状
  • 歯と骨の癒着の度合い
  • 親知らずの位置の深さ
  • 下顎管との距離

順番に解説します。

歯の生え方

親知らずがまっすぐに生え、他の歯に干渉せず正常に機能している場合、利用価値があるとみなして抜歯は必要ありません。

こうした歯は通常、他の歯にダメージを与えるリスクが低く、適切なセルフケアでお口の中の健康を維持できます。

歯根の形状

親知らずの歯根がシンプルで、複雑な形状をしていない場合も、抜歯の必要性は低くなります。

特に歯根が複雑に枝分かれしている場合は抜歯が推奨されることがありますが、そうでない場合はリスクも少ないです。

半田市の歯医者|歯科ハミール本院の親知らず治療の詳細はこちら ≫

歯と骨の癒着の度合い

親知らずと顎骨が強く癒着していない場合、抜歯は必ずしも必要ではありません。

癒着が少ないほど、将来的に抜歯をしなくても問題が起こりにくいことがあります。

ちなみに、親知らずがもう揺れていてプラプラした状態で、骨や周囲組織とほとんど癒着していない場合皆さんは抜かなくても良いと思われますか?

この場合は歯科医師から抜歯を提案されるかと思います。

頑張って歯ブラシや定期検診で歯を守っていきましょう。

親知らずの位置の深さ

これは一言ではお伝えするのは難しいです。

親知らずが浅く埋まっている、もしくは完全に露出している場合は抜歯の必要がないことがあります。

反対に、深く埋まっていて他の歯や神経に影響を及ぼす恐れがある場合は、抜歯が推奨されます。

ですが、患者さんの個別の状況次第となりますので歯科医師に聞いてみてください。

浅く埋まっていても隣を押していて炎症・虫歯があったり、矯正で便宜抜歯する必要があると抜歯推奨になることもあります。

また、深く埋まっていて神経に影響を及ぼす恐れがあっても抜歯することで麻痺が残る可能性が高ければわざと抜歯しないこともあるんですね。

抜歯のメリットデメリットを天秤にかけて提案します。

下顎管との距離

上記に記載しましたが、親知らずが下顎管(下顎神経管)から十分に離れている場合、神経へのリスクが低くなり、抜歯が必要ないケースもあります。

逆に、親知らずが下顎管に非常に近い場合、抜歯時に神経損傷のリスクが高くなるため、特に慎重な判断が必要です。

シンプルに抜歯したくない

歯科医師の判断が全てではありません!歯科診療は医療行為ですから、患者さんの同意が得られてこそ歯科医師の治療が可能になります。

特にまだ通いたてで患者さんとドクターの関係性が薄い時、また患者さんのお仕事のスケジュール的に抜歯できる時期であれば抜かなくていいです。

その代わり歯科ハミール本院では、抜歯しないのであれば親知らずやその周囲組織を守るための清掃指導や定期検診といった「予防」に重点を置いて説明させていただければと思っております。

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親知らずを早く抜いた方がいい理由3選

親知らずを早く抜いた方がいい理由3選

親知らずを早期に抜いた方が良い理由として、以下の3つが挙げられます。

  • 若いと回復が早い
  • 顎が成長する前に
  • 親知らずが成長する前に

順番に解説します。

若いと回復が早い

一般的に、若い年齢で親知らずを抜いた場合、回復が早く、術後の合併症のリスクも低くなります。

若年層は当然新陳代謝が活発で、傷の治癒が早いため、術後の痛みや腫れも少なくて済みます。

顎が成長する前に

顎の成長が進んでしまうと、親知らずの抜歯がより困難になる場合があります。

顎の骨がしっかり固まってしまう前に親知らずを抜くことで、抜歯の難易度が下がり、リスクも減少します。

親知らずが成長する前に

親知らずが完全に成長し、他の歯や神経に影響を与える前に抜歯を行うことで、周囲の歯や骨へのダメージを最小限に抑えることができます。

関連記事:【半田市|歯科ハミール本院 赤崎絢院長 監修】親知らず抜歯の保険適用の条件

親知らずを抜歯するメリット

親知らずを抜歯するメリット
  • 口臭の予防
  • 虫歯・歯周病の予防
  • 頭痛や鼻づまりの解消
  • 肩こりの解消

順番に解説します。

親知らずを抜歯することには、以下のような多くのメリットがあります。

口臭の予防

親知らずが原因で発生する口臭は、抜歯によって大幅に改善されることがあります。

特に、親知らずが半埋伏状態で食べかすが溜まり不衛生になりやすい場合、抜歯することで口腔内の清潔さを保つことができます。

虫歯・歯周病の予防

親知らずは虫歯や歯周病の温床となることが多いため、これを予防するために抜歯が提案されることが多いでしょう。

親知らずが隣接する歯に影響を与える場合、早期に抜歯することで、隣の健康な歯を守ることができます。

頭痛や鼻づまりの解消

親知らずが神経や筋肉に圧力をかけることで、間接的な要因にはなってしまいますが頭痛や鼻づまりを引き起こしたりします。

抜歯することで、こうした不快な症状が改善されることがあります。

肩こりの解消

肩こりの間接的な原因の1つに、親知らずによる神経圧迫があります。

親知らずを抜歯することで、肩こりが軽減されることがあります。

親知らずが隣の大臼歯(人間が最も噛むのに使う大きな歯)を押していることによってジワジワと噛み合わせが変わっていき、例えば左左右差が生まれて長期的に見るとお口周りの筋肉も均一に使われなくなっていくので肩こりの原因になっていくこともありますね。

関連記事:【保存版】親知らずを抜いて小顔効果が期待できる人の特徴3選

親知らず抜歯後の注意事項

親知らず抜歯後の注意事項

親知らずの抜歯後には、いくつかの重要な注意事項があります。これらを守ることで、術後の回復を早めることができます。

  • 安静にする
  • 飲酒・喫煙をしない
  • 患部を触らない
  • 抗生物質を飲み切る
  • 激しいうがいをしない

順番に解説します。

安静にする

術後は安静が必要です。無理に体を動かすと、出血が再開したり、痛みが増したりする可能性があります。

手術後24時間はできるだけ安静に過ごしましょう。

飲酒・喫煙をしない

飲酒や喫煙は、術後の回復を遅らせ、感染のリスクを高めます。

抜歯後少なくとも1週間は控えるようにしましょう。

患部を触らない

抜歯した箇所を指や毛先の硬い歯ブラシで触れると、出血したり細菌が入り感染する恐れがあります。

気になるかもしれませんが、必要以上に患部をいじらないよう注意してください。

抗生物質を飲み切る

サワシリン、バナン、アジスロマイシンといった処方された抗生物質は、指示された通り最後まで飲み切りましょう。

途中でやめると、少し感染のリスクが高まります。

激しいうがいをしない

強いうがいをすると、血餅(かさぶた)が剥がれて出血や感染を引き起こすことがあります。

うがいは優しく行い、口内を清潔に保ちましょう。

まとめ

親知らずを抜かなくてもいい人には、いくつかの特徴があります。

まず、親知らずがまっすぐに生え、他の歯に干渉せず正常に機能している場合、抜歯の必要はありません。

また、歯根がシンプルで複雑な形状をしていない場合も、抜歯のリスクは低くなります。

さらに、親知らずと顎骨が強く癒着していない場合や、親知らずが下顎神経管から十分に離れている場合も、抜歯の必要は少なくなります。

ただし、歯科医師の判断だけでなく、患者さんの意向も重要です。

抜歯を避ける場合は、定期的な歯科検診と適切なセルフケアが必要です。

重要ポイント

  • 親知らずがまっすぐに生えている
  • 歯根がシンプルで複雑な形状をしていない
  • 親知らずと顎骨が強く癒着していない
  • 親知らずが下顎神経管から十分に離れている
  • 患者さんの意向を尊重し、定期的なケアが重要

愛知県半田市で親知らず抜歯のことは歯科ハミール本院へ

歯科ハミール本院(半田市 歯医者)は、親知らず抜歯において豊富な経験を持っております!

長年にわたり半田市の地域の皆様に信頼されてきました。

旧理事長の赤崎知彦(あかさき ともひこ)先生は『厚生労働省認定臨床研修指導医』であり、1984年に愛知学院大学歯学部を卒業後、1991年に当院を開設して以来、30年以上にわたり、親知らず抜歯をはじめとする高度な歯科治療を提供しています。

現院長の赤崎絢(あかさき あや)先生も、患者様1人1人に寄り添った診療を大切にし、地域医療に貢献しています。

歯科ハミールは「痛くない、削らない、抜かない」という三つの『ない』を基本方針とし、できるだけ患者さんに侵襲の少ない治療を行っていきます。

歯科ハミール本院では、開院以来31年間にわたり、旧理事長の方針で他院では大学病院に紹介するような難抜歯も含めて、週6日の診療体制で1日あたり3〜5本、多い日にはそれ以上の親知らず抜歯を行ってきました。

これまでに少なく見積もっても30,000本以上の親知らずを抜歯してきた実績があり、これにより地域の皆様からも高い信頼を得ています。

親知らずに関する不安やお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽に当院にご相談ください。

赤崎院長や経験豊富な医師たちが、丁寧に対応し、皆様が安心して治療を受けられるよう、スタッフ一同が全力でサポートいたします。

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【お問い合わせ先】 歯科ハミール本院 (半田市 歯医者、 半田市 歯科、半田市 歯科医院)

  • 住所: 愛知県半田市宮路町118 シャトー宮路1F&2F(名鉄住吉町駅 徒歩1分)
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