歯ぎしり・食いしばりを治したい!歯医者が教える、原因と対策
目次
歯ぎしりとは?
歯ぎしりとは、睡眠中に無意識に歯を強くこすり合わせる症状のことです。
この歯ぎしりは、実は音をたてない歯ぎしりの場合もあり、本人も自覚していないケースもあります。
食いしばりは、睡眠中以外でも歯をぐっと噛み締めたり、無意識に食いしばってる症状のことです。
歯ぎしりや、食いしばりが原因となり、痛みを伴うこともあるため、痛みの原因がむし歯ではなかったという事もあり得ます。
歯ぎしりの原因と対策は?
原因① ストレス
ストレスは、日常生活で多くの人が経験する問題であり、精神的なストレスが高まると、無意識に歯ぎしりをする場合があります。 精神的な負荷が増加すると、自律神経が刺激され、歯ぎしりを引き起こす可能性があります。
>ストレスが原因である場合の対策
ストレスの解消を試みることが有効です。 例えば、ストレッチやヨガ、マッサージなどのリラックス効果のある方法を取り入れたり、運動が苦手な方は趣味などに没頭することが良いでしょう。
原因② 睡眠時無呼吸症候群(いびき)
この症状は、睡眠中に呼吸が止まることにより血液中の酸素濃度が低下し、この酸素濃度の低下に脳が反応して呼吸を促すために、口や喉の筋肉が緊張します。 そして、この緊張が歯ぎしりを引き起こす可能性があります。
>睡眠時無呼吸症候群(いびき)が原因である場合の対策
睡眠時無呼吸症候群(いびき)を治療することが重要です。 医師の診断を受け、重症度に応じて主にマウスピースを装着することにより気道を確保したり、経鼻的持続陽圧呼吸療法装置(nasal CPAP)などの治療選択肢からあなたに最適な治療法を選びましょう。
原因③ 噛み合わせ
歯の噛み合わせで上下の歯が強く当たる所があった場合、噛み合わせを改善させるために無意識にすり減らそうとして、歯ぎしりをしてしまうことがあります。
>噛み合わせが原因である場合の対策
歯医者さんで噛み合わせの診断を行い、噛み合わせが良くなるように治療を行います。噛み合わせの原因が歯並びである場合には歯列矯正により歯並びを治す治療も考えられます。
歯ぎしりや食いしばりを軽減する方法
① 歯科医院で作られるマウスピースを使用する:歯ぎしりによる歯の摩耗を防ぐために、あなたの歯に合わせたカスタムメイドの装置をつけることが有効的です。
② 睡眠中に腕や足を伸ばす:脳に対してリラックス信号を送ることで、歯ぎしりを引き起こす筋肉の緊張を緩和する効果があります。
③ 睡眠前にリラックスできる環境を整え:例えば、静かな音楽を聴く、アロマテラピーを取り入れる、睡眠前の入浴などが有効的です。 これらの方法によって、睡眠の質が向上し、歯ぎしりが減る可能性があります。
歯ぎしりを改善するためには、適切な歯のケアも重要です。 日常からしっかりと歯磨きを行い、歯周病や虫歯などを予防しましょう。
まとめ
生活習慣の改善や医療機関での治療によって歯ぎしり・食いしばりは改善することができます。たかが歯ぎしりだとしても痛みを伴うケース、強すぎて歯が割れたりヒビが入るケース、顎関節症になりあごまで悪くなる恐れがあるため、歯ぎしりは放置せず、お早めに歯医者さんで診てもらいましょう!
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