- 「親知らずを抜かない人の割合が知りたい!」
- 「どういう状況なら親知らずを抜くべきなのかな?」
- 「親知らずを抜かないとどうなるのかな?」
このような悩みを解決できる記事となっています。
親知らず、正式には第三大臼歯(前から八番目の歯、智歯)は、現代の人間の顎の退化(骨が古代の人より小さくなってきた)によって十分に生えるスペースを持たないことが多く、様々な問題を引き起こすことがあります。
そのため、多くの人が親知らずを抜くことを選択しますが、一方で親知らずを抜かない人もいます。
この記事では、親知らずを抜かない人の割合やそのメリット・デメリットについて、歯科ハミール本院の赤崎絢院長の監修のもと、専門的な観点から解説していきます。
歯科ハミール本院は、半田市に位置し、名鉄住吉町駅から徒歩1分、名鉄知多半田駅から徒歩6分という好立地にあります。
1991年の創業以来、30年以上にわたり地域に根ざした医療を提供し続け、親知らずの抜歯においても豊富な実績を誇っています。
特に難抜歯に関しては、他院で対応できなかったケースも多く解決してきた歴史があります。
地元の患者様が安心して治療を受けられる環境を整え、地域医療に貢献しています。
目次
親知らずを抜かない人の割合

親知らずを抜かない人の割合は、統計の取り方次第ですがおおよそ約20〜40%とされています。
親知らずが問題なく生えている場合や、完全に顎の骨に埋まっている場合には、抜歯の必要がないと判断されることがあります。
歯科ハミール本院では、患者様一人ひとりの親知らずの状態を精密に診断し、無理に抜かずに保存する選択肢も提案しています。
愛知県半田市周辺の地域でも他の地域と同じように、親知らずを抜かない選択をされる方はもちろんいらっしゃいます。
その理由の一つとして、親知らずが骨の中で静止しており、将来的な問題が生じにくいケースが挙げられます。
また、親知らずが上下で噛み合わせに問題がない場合や、歯茎に痛みや腫れが出ない場合も、抜歯を行わず経過観察を行うことが一般的です。
関連記事:【半田市 歯科ハミール本院 赤崎絢院長監修】親知らずを抜かないとどうなるのか?
親知らずを抜くべきかの判断基準

親知らずを抜くべきかどうかの判断基準は、以下のようなポイントに基づいて決定されます。
- 痛みや腫れの有無:親知らずが生えてくる際に痛みや腫れがある場合、周囲の組織に影響を与えている可能性が高いため、抜歯を検討します。
- 虫歯や歯周病のリスク:親知らずが生えた際に、歯磨きが行き届かず汚れが取りきれずに虫歯や歯周病の原因となる場合、予防的な意味で抜歯を行うことがあります。
- 矯正治療の妨げ:親知らずが他の歯を押し出して歯並びをガタガタにしてしまう場合や、矯正治療を行っている際に後戻りのことであったり、大臼歯の遠心移動を考えると問題となる場合は、抜歯が歯科医師より推奨されます。
- 歯の生え方:親知らずが横向きや斜めに生えている場合、隣接する第二大臼歯(前から数えて七番目の歯)に悪影響を与えることがあるため、抜歯を考慮します。
これらの基準をもとに、歯科医師がレントゲン撮影やCTスキャンを行い、総合的に判断します。歯科ハミール本院(半田市 歯科)では、患者様一人一人に適切な治療計画を立案し、患者さんに無理のない治療を心がけています。ホスピタリティーが大事です!
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親知らず抜歯の難しさを判断するポイント

親知らずの抜歯は、その難易度が個人差があり、事前の診査診断が重要です。以下のポイントを考慮して難易度を判断します。
- 歯の生え方
- 歯根の形
- 下顎管との近さ
- 親知らずの位置の深さ
順番に解説します。
1. 歯の生え方
親知らずが正常に垂直(縦)に生えている場合、抜歯は比較的容易です。
しかし、横向きや斜めに生えている場合、抜歯の際に隣接する歯や骨を傷つけないよう(または傷つける)慎重な手技が求められます。
このようなケースでは、外科的なアプローチが必要となり、切開や骨の削合を行うこともあります。
2. 歯根の形
歯根の形状が複雑であったり、湾曲している場合、抜歯が困難になることがあります。
特に、歯根が顎の骨にしっかりと固定されている場合や、複数の根を持つ場合は、慎重な手技が要求されます。
3. 下顎管との近さ
下顎の親知らずの場合、下顎管(下顎の骨の真ん中にある下歯槽神経管)との距離が近いと、抜歯中に神経損傷の可能性があります。
このリスクを避けるため、CT撮影などで神経の位置を立体的に正確に把握し、安全な抜歯計画を立てることが重要です。
4. 親知らずの位置の深さ
親知らずが顎の深部に埋まっている場合、抜歯の際に骨を削る必要があり、難易度が高くなります。
このようなケースでは、術後の腫れや痛みも強く出ることが多いため、消毒や投薬であったり術後のケアも重要です。
親知らずが生えにくい人の特徴
親知らずが生えにくい人には、いくつかの特徴があります。これらの特徴を理解しておくことで、親知らずのトラブルを未然に防ぐことができます。
- 顎の骨が小さい:顎の骨が小さい人は、親知らずが生えるスペースが不足し、歯肉の中で埋まってしまうことが多いです。
- 遺伝的要因:親知らずが生えない家系の人は、そもそも親知らずが形成されないことがあります。これは遺伝的な要素が強く、両親やおじいちゃんおばあちゃんなどに同様のケースが見られることが多いです。
- 栄養状態:成長期に栄養不足だった場合、顎の成長が不十分で親知らずが正しく生えないことがあります。
- 早期の矯正治療:幼少期に矯正治療を受けた場合、親知らずが生えるスペースが確保できない可能性はあり、結果として親知らずが萌出しにくくなります。
関連記事:親知らずを抜歯するメリット6選|親知らずを抜歯した方がいい状況も解説
親知らずを抜かないメリット

親知らずを抜かずに温存することには、以下のようなメリットがあります。
- 歯の移植に使用できる
- 義歯の金具をかけられる
- ブリッジの土台にできる
順番に解説します。
1. 歯の移植に使用できる
親知らずは、何らかの理由で他の歯を失った際に、移植用の歯として使用することができます(全てではないです!)。
例えば、前歯や奥歯が事故や病気で失われた場合、親知らずを移植することで機能を補うことができます。
2. 義歯の金具をかけられる
親知らずを抜かずに残しておくことで、将来的に部分義歯を装着する際に、義歯のハリガネをかける支台歯として利用できます。
これにより義歯の安定性が向上し、噛む力を分散できます。
3. ブリッジの土台にできる
親知らずを温存しておくことで、将来、隣の歯を失った場合にブリッジの支台として使用することが可能です。
これにより、インプラントや義歯を使用せずに欠損歯を補うことができます。
親知らずを抜かないデメリット

一方で、親知らずを抜かないことには、以下のようなデメリットがあります。
- 虫歯になる
- 急に歯茎が痛み出す
- 歯並びに悪影響がある
順番に解説します。
1. 虫歯になる
親知らずは、歯ブラシが届きにくいため、磨き残しが生じやすく、結果として虫歯になりやすいです。
部分的に生えている場合は、食べ物のカスが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
2. 急に歯茎が痛み出す
親知らずが斜めや横向きに生えている場合、突然歯茎が腫れたり、痛みが生じることがあります。
これは智歯周囲炎と呼ばれる状態で、細菌感染による炎症が原因です。重症化すると、顔全体に広がることもあります。
3. 歯並びに悪影響がある
親知らずが生えることで、他の歯を押し出し、歯並びに悪影響を与えることがあります。
特に矯正治療を受けている場合や、歯並びが元々良い場合は、親知らずが原因で歯列が乱れる可能性があるため注意が必要です。
親知らずによる病気
親知らずが原因で引き起こされる病気には、以下のようなものがあります。
- 虫歯・歯周病
- 智歯周囲炎
順番に解説します。
1. 虫歯・歯周病
親知らずは、前述の通り磨きにくいため、虫歯や歯周病の温床となりやすいです。
特に、歯と歯茎の境目にプラーク(汚れ)が溜まりやすく、歯ブラシなど日々の適切なケアができないと炎症が進行します。
2. 智歯周囲炎
親知らずの周囲に細菌が感染し、歯肉が腫れたり、膿が溜まることもある状態です。
痛みや口臭を伴い、重症化すると発熱や顎の腫れ、場合によっては呼吸困難を引き起こすこともあります。
この場合、早急な抗生物質の投与や切開排膿が必要です。
「親知らず 抜かない人 割合」で検索する人のよくある質問(FAQ)

「親知らず 抜かない人 割合」で検索する人のよくある質問は以下のとおりです。
- 親知らずが4本生える人の割合はどのくらいですか?
- 親知らずがない人の割合はどのくらいですか?
- 親知らずが綺麗に生えてくる人の割合はどのくらいですか?
順番に解説します。
1. 親知らずが4本生える人の割合はどのくらいですか?
一般的に生えるといっても、歯肉の中から出てきていることを生えるとみなすと親知らずが4本全て生えている人の割合は大体30%くらいな気がします。
顎や骨の大きさや遺伝的要素によって異なり、すべての親知らずが正常に縦に生える(萌出)ことは稀です。
2. 親知らずがない人の割合はどのくらいですか?
親知らずが元々ない(無歯症)人の割合は、約10〜20%とされています。
これは、進化の過程で顎の骨が小さくなり、親知らずが退化していることが原因とされています。
3. 親知らずが綺麗に生えてくる人の割合はどのくらいですか?
親知らずが正常に垂直に生え、他の歯に悪影響を与えない割合は、全体の10%未満とされています。
多くの場合、何らかの問題を引き起こし、抜歯が必要になることが多いです。
まとめ【親知らずを抜かない人の割合は約20〜40%】
親知らずは、その存在が時に問題を引き起こすことがある反面、メンテナンスで歯ブラシ指導など適切な管理を行えば無理に抜かなくても良い場合も多いです。
親知らずを抜くかどうかの判断は、歯科医師や歯科衛生士と相談し、自分の歯の状態や将来的なリスクを考慮して決定することが重要です。
歯科ハミール本院(半田市 歯医者)では、患者様個別に合った最適な治療プランを提案し、親知らずに関する様々な問題に対応しています。半田市やその周辺で親知らずに関するお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

歯科ハミール本院の詳細情報
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