- 「親知らず抜歯後にコーヒーを飲んでも大丈夫?」
- 「抜歯後の食事で気をつけたいことを知りたい」
- 「親知らず抜歯後の注意点が知りたい」
などとお考えではありませんか?
私も含めて、皆さん毎日コーヒーを飲まれる方が多いですよね。
親知らずを抜歯した後、日常生活に戻る際に「いつからコーヒーを飲めるのか?」という質問がちょうど今日も患者さんからありました。
コーヒーに限らず、抜歯後の回復期間中にどのような飲み物が適しているのか、また、どのような点に注意すべきかを詳しく解説します。


目次
親知らず抜歯後にコーヒーを飲んでも大丈夫か?

健康な方が親知らず抜歯後にコーヒーを飲むことは、正直大丈夫ではありますが推奨はしておりません。
特に抜歯直後の熱いコーヒーは避けるべきです。
理由として、麻酔が切れる前に熱い飲み物を摂取すると、お口の中の感覚が鈍くなっているためやけどのリスクが高まることがあったり、麻酔後でも刺激が強く抜歯した穴に影響が出る可能性が高いからです。
また、抜歯した所に熱が加わると、血液が凝固して形成される血餅(けっぺい)が崩れ、治癒が遅れる可能性もあります。
冷たいコーヒーやアイスコーヒーであれば、抜歯後30分ほど経って血が止まった後に飲むことが可能ですが、ストローを使用するのは避けるべきです。
これはぶくぶくうがいを避けることと近いですが、ストローの吸引の力で血餅が剥がれ、ドライソケットという痛みを伴う状態を引き起こすことがあります。
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親知らず抜歯後に痛みや腫れを緩和する飲食

親知らず抜歯後の痛みや腫れを緩和するために、以下のような食事がおすすめです。
- ハーブティー
- ブルーベリー
- 野菜スープ
順番に解説します。
ハーブティー
カモミールティーやペパーミントティーなどのハーブティーは、自然の抗炎症作用があり、歯肉の炎症を和らげるのに効果的だと考えます。
冷たくして飲むことで、さらに腫れを軽減する効果が期待できます。
ブルーベリー
ブルーベリーは抗酸化作用が豊富で、炎症を抑える効果があります。
スムージーに加えたり、砕いて柔らかくして食べると良いでしょう。
野菜スープ
野菜スープは栄養価が高く、温かさが体に優しく、歯肉にも負担がかかりません。
ペースト状にして飲むのが良いんじゃないでしょうか。
抜歯後の食事で気をつけたいこと

抜歯後の食事では、以下の点に注意が必要です。
- 柔らかい食事を摂る
- 冷たい食べ物や飲み物を摂る
- 水分補給をしっかり行う
- 硬い食べ物を避ける
- 辛い・酸味の強い食べ物を避ける
- 生物を避ける
- アルコールを避ける
順番に解説します。
柔らかい食事を摂る
抜歯後は、口内を刺激しないようにするために、柔らかくて消化の良い食事を選ぶことが大切です。
おかゆやスープ、プリンやゼリーなどの柔らかい食品は、傷口に負担をかけず、栄養を効率よく摂取するのに適しています。
冷たい食べ物や飲み物を摂る
抜歯後の痛みや腫れを軽減するためには、冷たい食べ物や飲み物が有効です。
冷たいスープやヨーグルト、スムージーなどがおすすめ。
極端に冷たすぎるものではなく、適度な冷たさの食品を選ぶことがポイントです。
水分補給をしっかり行う
抜歯後は特に水分補給が重要です。
脱水を防ぎ、口内環境を健康に保つために、水やハーブティーなどの常温または冷たい飲み物でこまめに水分を取りましょう。
硬い食べ物を避ける
硬い食べ物は抜歯した部位に直接的なダメージを与える可能性があるため、完全に避けるべきです。
お煎餅やナッツ類、生野菜のような硬い食品は避け、噛む力を必要としない食品を選ぶことが賢明です。
辛い・酸味の強い食べ物を避ける
辛いものや酸味が強い食べ物は、口内の敏感な部分を刺激し、炎症を悪化させる可能性があります。
これにはレモンやトマト、スパイシーな料理が含まれます。抜歯後はこれらの食品の摂取を控え、穏やかな味の食事を心がけましょう。
生物を避ける
生の食品、特に生魚や生肉などは、感染のリスクを高める可能性があるため、抜歯後の数日間は避けた方が安全です。
加熱処理によって殺菌された食品を選ぶことで、感染症のリスクを低減できます。
アルコールを避ける
アルコールは血行を促進するため、抜歯後に出血を引き起こしやすくなる可能性があります。
また、アルコールは脱水を促すため、回復期間中はアルコールの摂取を完全に控えることが望ましいです。
親知らず抜歯後の注意点

親知らずを抜歯した後、次のような点に注意してください。
- 安静にする
- 激しいうがいをしない
- 患部を触らない
- 抗生剤・痛み止めを飲む
順番に解説します。
安静にする
抜歯後は、体を十分に休めることが必要です。
特に初めの24時間は、激しい運動や重労働を避け、静かに過ごすことで、口内の治癒を助けます。
激しいうがいをしない
抜歯後のうがいは非常に注意が必要です。
強くうがいをすると、抜歯部位の血餅が剥がれてしまい、再出血のリスクが高まります。
抜歯後は、優しく口をすすぐ程度に留め、洗浄は医師の指示に従ってください。
患部を触らない
抜歯後の患部は非常にデリケートです。
舌や指、歯ブラシで触ると感染のリスクが高まるだけでなく、治癒過程に悪影響を与える可能性があります。
患部周辺は慎重に扱い、清潔に保つことが重要です。
抗生剤・痛み止めを飲む
処方された抗生剤や痛み止めを、指示通りに服用してください。
感染を防ぎ、痛みを管理するのに役立ちます。
ロキソニンなどの痛み止めは特に抜歯直後時間が経っていない時にはあらかじめ飲んでおくと安心です。
関連記事:親知らず抜歯の次の日は仕事や学校に行けるのか?|痛みを我慢できない時の対処法も解説
「親知らず 抜歯後 コーヒー」で検索する人のよくある質問

親知らず抜歯後にコーヒーに関するよくある質問にお答えします。
- 親知らず抜歯後、カレーはいつから食べられますか?
- 親知らずを抜歯してからいつから普通の食事が食べられますか?
- 親知らず抜歯後、ぶくぶくうがいはいつからできますか?
順番に解説します。
親知らず抜歯後、カレーはいつから食べられますか?
カレーのような刺激物は、抜歯後1週間ほどは避けるのが望ましいです。
炎症を引き起こす可能性があります。
あくまでも可能性の話ではありますが、ここら辺は患者さんの免疫や抜歯穴の治り具合を見て担当の歯科医師に確認してもらいつつ食べましょう。
親知らずを抜歯してからいつから普通の食事が食べられますか?
通常の食事は、抜歯後1週間を目安に再開できますが、痛みや腫れが続いている場合は柔らかい食事を続けると良いでしょう。
親知らず抜歯後、ぶくぶくうがいはいつからできますか?
抜歯後2〜3日経ってから、優しくうがいをするようにしてください。
激しいうがいは前述の通り避けるべきです。
まとめ【親知らず抜歯後はコーヒーを控えましょう】
親知らずの抜歯後、コーヒーを飲む際には、冷たいものを選ぶこと、そしてストローを使わない方が治癒の為には良いかと思います。
また、食事や生活習慣に気を付けることで、回復をできるだけ早く進めることができます。
抜歯後のケアに関して不安がある方は、ぜひ歯科ハミール本院にご相談ください。
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