「朝起きたら歯が痛い」「気づいたら歯を強く噛みしめている」そんな経験はありませんか?
日常生活の中で、無意識に歯を食いしばる行為は意外と多く、歯や顎、全身に悪影響を及ぼすことがあります。
この記事では、食いしばりの原因や種類を詳しく解説し、歯が痛いときの具体的な治し方を紹介します。
半田市の歯医者「歯科ハミール本院」絢院長監修のもと、専門的な視点から対策方法をお伝えします。
本院では大先生も顎関節症に元から詳しいので、皆さん是非来院されたら聞いてみてください!


そもそも食いしばりとは?

食いしばりとは、意識的・無意識的に上下の歯を強く噛み合わせる行為を指します。
正式には「ブラキシズム」と呼ばれるもので、次のようなタイプに分類されます。
- 睡眠中に発生する無意識の歯ぎしりや噛みしめ
- 日中の緊張状態や集中時に無意識に力を込める行為
これらは歯だけでなく、直接的・間接的にも顎や周囲の筋肉に負担をかけ、さまざまな症状を引き起こします。
関連記事:【現役歯科医師が監修】疲れて歯が痛いときの対処法8選|予防方法も解説
食いしばりで歯が痛いときの治し方

食いしばりで歯が痛いときの治し方は以下のとおりです。
- マウスピース
- ストレス解消
- 噛み合わせを調整する
- 全身のストレッチ運動
- 寝ている時の姿勢を見直す
順番に解説します。
マウスピース
歯科医院で作成するマウスピースは、食いしばりの衝撃を和らげるために有効です。
夜間装着することで歯が擦り減るのを防ぎ、歯や顎の痛みを軽減します。
特に、「ナイトガード」というカスタムメイドのマウスピースが一般的です。
色々な厚みのものがありますし、柔らかかったり硬かったりと個人に合わせて歯科医師が作ります。
ストレス解消
食いしばりの多くはストレスが原因です。治療と呼べるかはわかりませんが、まず趣味や運動でリフレッシュし、ストレスを軽減しましょう。
しっかり睡眠をとるだけでなくヨガや深呼吸などリラクゼーション法も効果的です。
関連記事:ストレスで歯の根元が痛い理由 【半田市|歯科ハミール本院 赤崎絢院長 監修】
噛み合わせを調整する
歯科医による噛み合わせ調整で、歯や顎への負担を減らすことが可能です。
特に詰め物や被せ物がズレている場合は、早めに新製したり調整を行いましょう。
奥歯を使って人間はものを噛むので段々と歯の高さが低くなっていくと顎に負担がいきます。
全身のストレッチ運動
顎周りの緊張をほぐすために、首や肩のストレッチを取り入れると効果的です。
血流が改善し、痛みが緩和されやすくなることがあります。
寝ている時の姿勢を見直す
横向きやうつ伏せで寝ると顎に負担がかかります。
仰向けで寝る習慣をつけることで、顎や歯への負担が軽減されます。
関連記事:【9割が知らない】夜になると歯が痛いのはストレスが原因?対処法も解説
食いしばりの原因

食いしばりの原因は以下のとおりです。
- ストレス
- かみ合わせ
- 枕が合わない
- 筋トレで歯をくいしばる
順番に解説します。
ストレス
日々の仕事や人間関係で感じるストレスは、無意識に食いしばりを引き起こす大きな原因です。
特に精神的な緊張が強い場合、就寝中や日常生活の中で知らず知らずのうちに歯を噛みしめることがあります。
かみ合わせ
歯の噛み合わせが悪いと、上下の歯が正しく接触せず、顎や顔周辺の筋肉に余計な負担がかかります。
このような噛み合わせのズレは、長期的に見ると食いしばりの原因となり、顎関節症などを引き起こす可能性もあります。
枕が合わない
睡眠時に使用する枕が自分に合っていない場合、顎や首の筋肉に過剰な負担をかけることがあります。
特に、枕が高すぎたり低すぎたりすると、睡眠中に無意識の食いしばりが起こるリスクが高まります。
筋トレで歯を食いしばる
筋トレやウェイトリフティング中に力を入れる際、歯を強く噛みしめてしまうことがあります。
このような習慣が続くと、歯や顎に過剰な負担がかかり、食いしばりが慢性化する可能性があります。
関連記事:歯の痛みが示す病気の前兆|急に歯が痛んだときにやってはいけない行為も紹介
食いしばりの種類

食いしばりは以下の3つに分類されます。
グラインディング(歯ぎしり)
グラインディングは、上下の歯を横方向に擦り合わせる動作を指します。
この行為は主に睡眠中に起こることが多く、歯の表面が徐々に擦り減り、知覚過敏や歯の欠けなどの原因となります。
歯ぎしりがひどい場合は、歯科医による治療が必要です。
クレンチング(かみしめ)
クレンチングとは、上下の歯を強く噛みしめる行為のことです。
日中の集中時やストレスを感じる場面で無意識に行われることが多く、歯や顎に大きな圧力がかかるため、顎関節症や歯の摩耗につながる可能性があります。
タッピング(歯をカチカチする)
タッピングは、上下の歯を連続的に打ち鳴らす行為です。
一見軽い動作のように思えますが、短時間でも歯にダメージを与え、歯のヒビや摩耗の原因となる場合があります。
このような癖がある場合は、早めの対応が重要です。
関連記事:【9割が知らない】歯がぐらつく!噛むと痛い原因9選|予防方法も解説
食いしばりが原因で起こる症状

食いしばりが原因で起こる症状は以下のとおりです。
- 歯が擦り減る
- 骨隆起ができる
- 知覚過敏が起きる
- 顎関節症になる
- 虫歯が起きる
- 頭痛
- 首や肩こり
順番に解説します。
歯が擦り減る
歯の表面のエナメル質が削れ、象牙質が露出していけばいくほどしみるなど知覚過敏を引き起こします。
骨隆起ができる
歯を支える顎骨が過剰に発達し、歯茎に凸凹と硬い突起物ができることがあります。少しぐらいある人は多くいます。
知覚過敏が起きる
歯の保護層が損なわれることで、冷たいものや熱いものに敏感になります。
顎関節症になる
顎関節に痛みや異音が生じ(=炎症が生じる、関節の形が変わる)、口を開閉しにくくなる症状です。
虫歯が起きる
歯の摩耗で虫歯菌が侵入しやすくなり、虫歯のリスクが増加します。
頭痛
顎周りの筋肉の緊張が原因で、こめかみや後頭部に痛みを感じることがあります。もっというと関節的に下顎頭などによって神経が押されて偏頭痛が起こることも、、、かかりつけ歯科医師に聞いてみましょう。
首や肩こり
顎から首、肩にかけての筋肉が硬直し、肩こりや首の痛みを引き起こします。
関連記事:【歯周病の専門医監修♪】歯が抜ける前兆とは?抜けた歯を放置するリスクも解説
まとめ
食いしばりは無意識に行われるため、日常的に対策を講じることが重要です。
歯科医師による診断やマウスピースの使用、ストレス解消法を取り入れることで症状を和らげることができます。
愛知県知多半島 半田市の歯医者「歯科ハミール本院」では、食いしばりや歯ぎしりに特化した診断と治療を行っています。
お困りの際は、お気軽にご相談ください。
愛知県半田市 医療法人歯科ハミール本院 詳細情報
お問い合わせ
歯科ハミール本院 (愛知県 知多半島 半田市 歯医者、 半田市 歯科、半田市 歯科医院)
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Webサイト: https://hamille-dental.com/hamille
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特徴
- 名鉄住吉町駅から徒歩1分
- 駐車場13台完備
- 保育ルーム完備(保育士在籍)
当院、医療法人歯科ハミールの分院も、今後共よろしくお願いいたします。
- 医療法人歯科ハミール:https://hamille-dental.com/
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*補足 本院から徒歩1分の半田市赤レンガ建物について☆
半田赤レンガ建物の魅力と歴史

出典:半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場)|半田市観光ガイド|半田市観光協会公式サイト
愛知県半田市に位置する「半田赤レンガ建物」は、明治時代に建設された歴史的な建物で、地域の文化と歴史を語る上で欠かせない存在です。この建物はもともと、明治31年(1898年)に「カブトビール」の醸造工場として造られました。当時の建築技術の粋を集めた施設で、ドイツとアメリカの技術者が設計に携わり、日本の清水建設が施工したという国際的な背景を持っています。
戦争と産業を支えた建物の変遷
その後、第二次世界大戦中には軍事物資の倉庫として利用され、戦後は食品工場へと役割を変えました。1994年に工場としての役目を終えると、地元の有志や市民団体の努力によって保存が進められ、2015年からは観光施設として一般公開されています。
赤レンガ建築の美しさと歴史の重み
この建物は赤レンガで造られたその独特な外観が特徴で、見る人に時代の重みを感じさせます。また、内部は耐震補強などの現代的な修復が施されており、歴史的価値と実用性を兼ね備えた空間に生まれ変わっています。
半田赤レンガ建物が伝える地域の魅力
現在では、地域の観光スポットとして多くの人々が訪れ、イベントや展示会なども開催されています。周辺には緑豊かな景観や、知多半島ならではの魅力的な観光地も多く、訪問者が気軽に立ち寄れる場所として親しまれています。
地元文化の象徴
半田赤レンガ建物は、単なる歴史的な建造物としてだけでなく、半田市の人々が地域の遺産を守り、活用してきた努力の象徴でもあります。この施設を訪れることで、地域の文化や歴史に触れながら、当時の生活や産業の息吹を感じることができるでしょう。
地域の人々による保存活動と観光地化が成功したこの赤レンガ建物は、過去と未来をつなぐ架け橋となる存在です。