虫歯があると分かったものの、「治療にはどれくらいの期間がかかるのだろう」や「仕事が忙しく、通院回数が気になる」と感じている方もいるのではないでしょうか。
虫歯治療にかかる期間や通院回数は一人ひとり異なりますが、虫歯の進み具合によってある程度の目安を立てることは可能です。
この記事では、虫歯治療の期間がどのように決まるのかを3つの目安から整理します。
あわせて、1回の治療時間や通院ペース、治療が長引くケースと短く終わるケースの違いまで、わかりやすく解説します。
目次
虫歯治療にかかる期間の3つの目安

虫歯治療にどれくらいの期間がかかるのかわからず、不安に感じている方は少なくありません。実際の治療期間は一律ではなく、虫歯の進み具合によって大きく異なります。
あらかじめ目安を知っておけば、通院回数や治療の見通しを立てやすくなり、気持ちの負担も軽くなるでしょう。
ここでは、虫歯の状態ごとに治療期間がどのように変わるのかを整理します。
軽い虫歯の場合の治療期間
歯の表面にとどまっている軽い虫歯であれば、治療は短期間で終わる傾向があり、状態によっては1回から2回ほどの通院で治療が完了するケースもあります。
この段階では削る範囲が小さく、歯への負担も抑えやすいため、処置自体は短時間で済むことが一般的です。
1回あたりの治療時間は30分前後が目安となり、忙しい方でも通院しやすいでしょう。違和感のある段階で早めに受診することが、通院回数を少なく抑えるポイントです。
少し進んだ虫歯の場合の治療期間
虫歯が歯の内部まで進んでいる場合は、治療を数回に分けて行うことが一般的です。
状態にもよりますが、目安としては2回から4回ほどの通院が必要になるケースが多くなります。
この段階では、削った部分を整えたうえで詰め物を入れるなど治療工程が増えるため、1回の通院で完了しないことも珍しくありません。
通院の間隔は1週間から2週間ほど空けながら進めることが多く、全体としては数週間程度の期間を見ておくとよいでしょう。
神経まで進んだ虫歯の場合の治療期間
虫歯が神経まで達している場合は、治療に時間がかかりやすくなります。この場合、数週間から1か月以上かかることもあるでしょう。
痛みや違和感を抑えながら、歯をできるだけ残すための処置が必要になるため、治療は複数回に分けて進められます。
途中で通院を中断してしまうと、症状が再び悪化し、再治療が必要になる可能性もあります。
治療期間を必要以上に延ばさないためにも、歯科医師と相談しながら計画的に通院することが大切です。
関連記事:虫歯の初期に出る痛みを見逃さない6つのチェックポイント
虫歯の進み具合で治療期間が変わる2つの理由

虫歯治療の期間は、すべての人で同じというわけではなく、虫歯の進み具合によって大きく異なるのが一般的です。
同じ「虫歯」と診断されても、早い段階で見つかった場合と時間が経ってから治療を始めた場合とでは、必要な通院回数や期間に差が出ます。
あらかじめ理由を知っておけば、治療の見通しを立てやすくなるでしょう。
虫歯の進行状況によって治療期間が変わる主な理由について解説します。
早く見つかった虫歯は短期間で終わりやすい
虫歯は、初期の段階で見つかるほど治療がシンプルになります。
削る範囲が小さく、処置も最小限で済むため、通院回数や治療期間を抑えやすくなります。
痛みがほとんどない段階で受診した場合、1回から数回の通院で治療が完了することも珍しくありません。
定期的な検診を受けたり、違和感を覚えた時点で早めに相談したりすることが、結果として治療の負担を減らすことにつながります。
放置した虫歯は治療期間が長くなりやすい
一方で、虫歯を放置してしまうと、歯の表面だけでなく内部へと進行してしまいます。
その結果、治療工程が増え、通院回数や治療期間が長くなりがちです。
痛みが出てから受診すると神経の治療が必要になることもあり、数週間から1か月以上かかるケースもあります。
また、治療の途中で通院を中断すると、症状が悪化して再治療が必要になることもあるため、注意が必要です。
関連記事:ひどい虫歯の抜歯はどのくらい痛い?治療の流れと痛みを減らす5つのコツ
1回の治療時間と通院ペースの2つの考え方

虫歯治療では、治療全体にかかる期間だけでなく、1回あたりの治療時間や通院のペースも気になるところです。
仕事や家庭の予定があるなかで通院する場合、事前に目安を知っておくことで、無理のないスケジュールを立てられます。
治療内容によっては、1回の時間が短く済むこともあれば、一定の間隔を空けて進める場合もあります。
治療時間と通院ペースの考え方を整理し、通いやすい計画を立てるためのポイントを整理しましょう。
1回の治療にかかる時間の目安
虫歯治療の1回あたりの時間は、30分前後が目安です。
軽い処置であれば、15分から20分ほどで終わるケースもあります。
治療内容が複数に分かれる場合でも、1回の負担が大きくなりすぎないよう、時間を区切って進められることが一般的です。
そのため、毎回長時間拘束されるのではと、過度に心配する必要はないでしょう。
通院の間隔はどれくらいが一般的か
通院のペースは、1週間から2週間に1回程度が一般的です。
歯の状態や治療内容によっては、もう少し間隔を空けて進めることもあります。
間が空きすぎると治療の流れが滞る場合があるため、歯科医院と相談しながら無理のない通院間隔を決めることが大切です。
仕事や予定が立て込みやすい方は、あらかじめ通える曜日や時間帯を伝えておくと、無理のない通院計画を立てやすくなります。
忙しい人が知っておきたい通院回数を減らす2つのポイント

仕事や家事で忙しいと、できるだけ通院回数を少なくしたいと感じる方もいるでしょう。
虫歯治療は、進め方によって通院のペースを調整できる場合があります。
初診時の伝え方や通院の考え方を少し意識するだけでも、治療の負担を抑えられます。
忙しい方でも治療を続けやすくするために知っておきたいポイントを整理し、通院回数を減らすための考え方を解説します。
初診時に伝えておきたいこと
通院回数をできるだけ抑えたい場合は、初診時にその希望を伝えておくことが大切です。
仕事の都合や通える曜日、時間帯などを歯科医師と共有しておくことで、治療計画を立てやすくなります。
虫歯の状態によっては、治療内容を調整し、複数の処置をまとめて行える場合もあります。
遠慮せずに相談することで、自分の生活リズムに合った進め方を一緒に考えてもらえるでしょう。
通院を後回しにしないことの重要性
忙しいからといって通院を後回しにすると、結果的に治療期間が長引くことがあります。
軽い段階であれば短期間で終わる治療も、放置することで工程が増えてしまうためです。
予定が詰まっている場合でも、早めに予約を入れ、間が空きすぎるのを防ぎましょう。
少しずつでも治療を進めることが、通院回数を抑えることにつながります。
関連記事:虫歯で痛いときの原因と応急処置5選|放置リスクも徹底解説
虫歯治療を放置した場合に起こりやすい2つの変化

虫歯は自然に治ることはなく、放置すると少しずつ状態が変化します。
「今は忙しいから」や「まだ我慢できるから」と治療を後回しにすると、気付かないうちに進行し、治療の負担が大きくなりかねません。
軽い虫歯であれば短期間で対応できる場合でも、時間が経つと治療工程が増える可能性が高まります。
ここでは、虫歯を放置した場合に起こりやすい変化について整理し、注意しておきたいポイントを解説します。
軽い虫歯を放置した場合の変化
初期の虫歯を放置すると、少しずつ歯の内部へ進行していきます。
この段階では痛みが出にくいため、気付かないまま悪化することも少なくありません。
その結果、本来であれば短期間で終えられた治療が、数回の通院を必要とするケースへと変わることがあります。
治療の期間や負担を抑えるためには、違和感を覚えた段階で早めに治療を始めることが重要です。
治療を途中でやめた場合の影響
治療の途中で通院をやめてしまうと、虫歯が再び進行する可能性があります。
一度治療を始めた歯は、最後まで治療を完了させることが重要です。
途中で中断した場合、再開時には状態が悪化しており、治療工程が増えることも少なくありません。
治療期間だけでなく通院回数も増えるおそれがあるため、計画的に通院を続けることが大切です。
虫歯治療の期間について歯医者で確認しておきたい2つのこと

虫歯治療をスムーズに進めるためには、受診時の確認も欠かせません。あらかじめ治療について聞いておくと、不安や行き違いを減らせます。
初診の段階で治療期間や通院回数の目安を把握しておけば、予定を立てやすくなります。
また、無理のない通院につなげるために、自身の生活リズムに合わせた治療の進め方を相談しておくとよいでしょう。
ここでは、通院前に意識しておきたいポイントを整理します。
初診時に確認しておくと安心なポイント
初診の際には、治療にどれくらいの期間がかかりそうかを確認しておくと安心です。
あわせて、おおよその通院回数や1回あたりの治療時間を聞いておきましょう。今後の通院の見通しがつきやすくなります。
わからないことや不安な点があれば、その場で質問して問題ありません。
内容に納得したうえで治療を始めることが、無理なく通院を続けることにつながります。
生活に合わせた治療の進め方を相談する重要性
仕事や家庭の事情で通院が難しい場合でも、状況を伝えれば配慮してもらえます。
通える曜日や時間帯を共有し、無理のない治療計画を立てましょう。
一方的に任せるのではなく、相談しながら進めることで、途中で通えなくなるリスクを減らせます。
治療を中断せずに続けやすくなる点も、大きなメリットです。
まとめ|虫歯治療の期間を知って無理のない通院計画を立てよう

虫歯治療の期間は、虫歯の進行度合いや通院の仕方によって大きく変わります。
軽い段階で治療を始めれば短期間で終わることが多い一方、放置すると通院回数や治療期間が増えやすくなります。
1回の治療時間や通院ペースの目安を知り、早めに歯科医院へ相談することで、仕事や生活と両立しながら治療を進めやすくなるでしょう。
不安な点は確認しつつ、自分に合った進め方を選ぶことが大切です。
治療期間の目安を知ったうえで行動すれば、必要以上に心配することなく通院計画を立てられます。
愛知県半田市で歯医者をお探しなら「歯科ハミール本院」
名鉄「住吉町駅」より徒歩1分の歯医者
当院、医療法人歯科ハミールの分院も、今後共よろしくお願いいたします。
この記事を監修した人

歯科ハミール本院 院長 赤崎 絢
所属学会
略歴
