数ヶ月後に治療した歯が痛いことはありませんか？
数ヶ月後に突然の痛みが現れると、不安や心配を感じるものです。
診療していて患者さんからたまにそのような訴えがあることもあります。
この記事では数ヶ月後に治療した歯が痛む理由やその対処法・予防策について詳しく解説します。
目次
数ヶ月後に治療した歯が痛い場合の対処法
治療した歯が数ヶ月後に痛む場合、以下の対処法を試してみてください。
- 鎮痛剤を服用する
- 適切な口内衛生の維持
- 再受診
順番に解説します。
鎮痛剤を服用する
痛みが激しい場合は、鎮痛剤（ロキソニンやイブプロフェンなど）を服用して一時的に痛みを和らげることができます。
ただし、長期間の服用は控え、必ず用法用量を守ってください。
適切な口内衛生の維持
歯磨きやデンタルフロスの使用で口腔内を清潔に保つことが、炎症や痛みの悪化を防ぎます。
刺激の強い歯磨き粉や硬い歯ブラシを避け、患部を優しくケアしましょう。
再受診
治療後の痛みが長引く場合は、治療した歯科医院を再度受診してください。
原因を特定し、必要な追加治療を行うことで症状が改善される可能性があります。
理想はメンテナンスで定期的に通っていて経過を追っていくことです。
関連記事：歯が痛くて寝れないときの対処法【薬が効かない場合】原因も解説｜〜半田市 歯医者 赤崎絢院長＆雄飛先生監修〜
治療してから数ヶ月経っても歯が痛い原因
治療後しばらく経ってから歯が痛む場合、以下の原因が考えられます。
- 歯根に膿がたまっている
- 被せ物の高さが合っていない
- 神経が取りきれていない
- 神経が弱っている
順番に解説します。
歯根に膿がたまっている
治療後に細菌感染が起こると、歯根の先端に膿がたまることがあります。この状態は「根尖性歯周炎」と呼ばれ、以下の症状が現れることがあります。
- 強い痛みや違和感
- 歯茎の腫れや膿の排出
対処法
根管治療や抗生物質の処方が必要です。放置すると症状が悪化するため、早めに歯科医院で診断を受けましょう。
被せ物の高さが合っていない
治療後に装着した被せ物や詰め物が噛み合わせと合っていないと、以下のような問題が生じることがあります。
- 噛むときの痛み
- 顎や周囲の歯に負担がかかる
対処法
歯科医院で被せ物や詰め物の高さを調整してもらうことで改善できます。
神経が取りきれていない
根管治療時に神経組織が一部残っている場合、治療後に痛みが続くことがあります。この状態は、放置するとさらなるトラブルを引き起こす可能性があります。
対処法
専門的な再治療が必要になることがあるため、早めに歯科医に相談してください。
神経が弱っている
治療中の刺激や炎症によって、歯の神経がダメージを受けていることがあります。この場合、次のような症状が数ヶ月後に現れることがあります：
- 痛みが断続的に続く
- 歯に敏感さを感じる
対処法
経過観察が必要な場合もありますが、痛みが強い場合は追加の治療を検討する必要があります。
関連記事：かぶせた歯が噛むと痛い！いつまで続くの？痛いときの対処法も紹介
神経がないのに痛みが出る理由
神経を取ったはずの歯が痛む場合、以下の理由が考えられます。
- 歯の根が割れている
- 噛み合わせが合っていない
- 歯周病
- 歯の根の中に膿が溜まっている
順番に解説します。
歯の根が割れている
歯の根が割れている場合、神経がない歯でも痛みを感じることがあります。
このようなケースでは、抜歯が必要になる場合もあります。
噛み合わせが合っていない
治療後の噛み合わせが悪いと、周囲の組織に負担がかかり、痛みが生じることがあります。
噛み合わせの調整で改善されることが多いです。
歯周病
歯周病が進行すると、歯を支える組織に炎症が生じ、痛みが発生します。
定期的な歯周病ケアが大切です。
歯の根の中に膿が溜まっている
根管内に残った細菌が原因で、膿が再び溜まり痛みを引き起こすことがあります。
この場合、根管治療の再施術が必要です。
関連記事：ストレスで歯の根元が痛い理由 【半田市｜歯科ハミール本院 赤崎絢院長 監修】
虫歯を予防する方法
治療後に再び虫歯や痛みを引き起こさないためには、日常的な予防が重要です。
- よく噛んで食べる
- 水分をこまめに摂る
- 寝る前に酸性の食べ物を食べない
- デンタルフロスや歯間ブラシを使う
- フッ素入りの歯磨き粉を使う
- 歯医者で定期検診を受ける
順番に解説します。
よく噛んで食べる
食事中によく噛むことで唾液が分泌され、虫歯の原因菌を抑える効果があります。
水分をこまめに摂る
口の中を常に潤しておくことで、唾液の分泌が促され、細菌の増殖を防ぎます。
寝る前に酸性の食べ物を食べない
酸性の食品や飲料はエナメル質を溶かし、虫歯のリスクを高めます。特に寝る前は控えるようにしましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを使う
歯と歯の間に溜まる汚れを除去するため、歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシを使用してください。
フッ素入りの歯磨き粉を使う
フッ素はエナメル質を強化し、虫歯予防に効果的です。適切な量を使用しましょう。
歯医者で定期検診を受ける
定期的に歯科医院で検診を受けることで、虫歯の早期発見や適切な治療が可能になります。
歯科ハミール本院では予防ケアにも力を入れています。
関連記事：奥歯の歯茎がぶよぶよで痛いときの対処法｜【歯科ハミール本院 赤崎絢院長 監修】
まとめ【数ヶ月後に治療した歯が痛い場合の対処法を試しましょう】
治療後の歯が数ヶ月経ってから痛む場合、早めの対処が重要です。
原因を特定し、適切な治療を受けることで症状を改善できます。
愛知県半田市の歯医者「歯科ハミール本院」では、患者さん個別に合わせた最適な治療を提供しています。
数ヶ月後に治療済みの歯が痛む場合や、痛みに関するお悩みがある方は、是非お気軽にお問い合わせください。
愛知県半田市 医療法人歯科ハミール本院 詳細情報
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